2010-04-03

Smithonian Museum


DC の地下鉄は、どこもけっこう深くまで降りたところにある気がします。
エスカレーターを下って下って、というこの感覚、
地の底に降りていくみたいでちょっと面白いのです。


昨日桜はたっぷり堪能したので、今日は一日美術館&博物館と街めぐり。
国立美術館の中に入ると、吹き抜けのところに緑が植えられていて、
まるで中庭のよう。
白い壁に緑がとても綺麗に映えていました。


日本と比べて、アメリカとかヨーロッパの美術館の方が、
気軽に芸術に触れられる空気がある気がします。
写真も基本的にはOKだし、
模写している人や、友達同士で感想を述べ合いながら見ている人など、
見方もそれぞれ。
「過去のすごいもの」への物理的な距離感がこれくらいだと、
心理的な距離感も縮まるんじゃないかなぁ。


光の仕掛けが楽しいwalk way を通りながら、別館へ。


巨大なモビールみたいなのはカルダーのかな?
ガラスを通して入ってくる光であたりはとても明るく、
空間の使い方が贅沢だなぁ、と、しばしのんびり。


外に出て、桜を楽しみながら、スミソニアン博物館へ向かいました。


スミソニアンとひと口に言っても広いので、
私たちは航空系の、さらに宇宙のみに狙いを定め、見てきました。
「ま、せっかくだしね」というノリで行ったわりに、
これがかなり面白くて、印象に残りました。
全体的に、見せ方がよく考えられていて、
天井から吊るしたり、吹き抜けをうまく利用してダイナミックなかんじを出したり、
そういうところが非常にうまいという感じ。
で、そういうものを、ちいさいコたちが、
目をキラッキラさせながら見ていたりして。

ここも、国立美術館同様、入館料が無料。
たぶん、様々な人たちからの寄付も相当あるのでしょう。
こんなにすごいものをタダで楽しめるなんて、なんとも贅沢な話です。


当時の新聞の拡大コピーを上から吊るしたり、
カメラの前に立つと、体の温度が色で識別できる仕掛けがあったり。
短い時間でも、十分楽しめる博物館でした。


せっかくなので、その後は移動して、
お昼を食べがてら、Georgetown を散歩しました。


 
Georgetown は、学生街としての顔のほかに、
高級住宅街としても知られているそう。
この日はとても天気がよく、あまりの暑さにハーゲンダッツに入ったのですが、
そこでは、有名人の邸宅マップが壁に書かれていました。
ケネディをはじめとして、私が知らない、けれどアメリカ人の中では有名に違いない、
著名人の名前が、イラストと一緒に。
なるほど。これは面白い。


あとはホテル近辺に戻り、
夕刻、Amtrak の時間が近づくまで、散歩。
前回 DC に来たときは、
ホワイトハウスや議事堂、アーリントン墓地などを中心に見たため、
政治的な街そのもの、という印象ばかりが強く残ったけれど、
若者が集まるConnecticut Avenue という通りの近くに、
とても可愛いものばかり集めているキッチン雑貨のお店や、
面白い本屋さん、美味しいベーカリーなんかも発見できて、
だいぶ見方が変わった気がします。
やっぱり、たくさん歩かないと、わからないこともあるのね。

0 件のコメント:

コメントを投稿