2009-08-05

郵便




「郵便物が届かない」「送ったはずなのになくなった」
とかく、こういうマイナス評価も多い、フランスの郵便局。
でもやっぱり、外国の郵便局や、外国の切手というと、
別に切手を収集してるわけでもないのに、
それだけでなんとなく気になってしまうわけで。
友達に手紙を出そうと色々調べていると、
モンパルナスに郵便美術館なるものがあるとわかり、さっそく行ってみた。

事前情報では写真はNGとのことだったが、
チケットのもぎり係のお兄さんに聞くと、「ノーフラッシュならいいよ」とあっさりOK。
やった。


館内には、郵便の歴史から、制服に、実際使われていた道具たち、
運ぶために使った自転車や馬車の模型など、
郵便にまつわるものが15部屋にこれでもかと詰まっていた。
切手も、古いものから順にずらーっと並べられていたのだけれど、
ほとんど大きさが変わらないのがなんだか面白いと思った。










壁にも、郵便にまつわるものが影絵で映し出されていて、よい。







大昔、郵便の制度が始まったばかりのことを想像してみた。
遠い遠い場所からの手紙を、まだかなまだかなと待ち望んでいた人々のことや、
パリっとした制服に身を包んだ郵便局員によって、
ハガキがパンパンに詰まった袋が馬車や自転車で運ばれていく様子、
そういうのを考えると、
なんだかすごい時代になってしまったと、
今更ながら思った。


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