2009-08-07

別れは突然に。


7月から既にヴァカンスに入るお店があったが、
8月1日からは一気に増えたかんじがする。
観光客が多いエリアはともかく、
住宅地は夜になるともはやゴーストタウンのようで、
本当にひとけがない。
8月はヴァカンスだから気をつけて、と聞いていたからある程度予想はしていたが、
もはやここまでとは・・。


そんな折、そろそろかなぁ、危ないなぁ、
と思っていたら、行きつけのカフェまでヴァカンスに!
おじさんのcafe creme がもう一度飲みたかったのに!!と、
心から衝撃を受けた。
休みの予定を聞いておくんだったなぁ。。

思えば、最後にここに来たのはヴァカンス突入の2日前。
おじさんはたまたまいなくて、別の若いおにいさんが淹れてくれた。
でもやっぱりというべきか、
同じ豆を使って、同じ機械で淹れていて、同じカウンターで飲んでいるのに、
全然、味が違う。
美味しくなかったわけじゃないんだけど、
あの cafe creme を飲みたいと思ったら、
やっぱりあのおじさんじゃないとダメなのだ。

いつかこの街に来たら、また絶対寄るからね!



そして数日後の今日、
傷心状態を引きずったまま毎朝通っているパン屋さんに行くと、
「ヴァカンス取るから。3週間」
「いつから?」
「今日の夜8時で店を閉めたら」。
や、やっぱり!私が帰るまであと1週間待ってほしかった~(←身勝手)。
英語がカタコトのおじさんと、フランス語が全くダメな私では、
思ったことを伝えるのが難しいので、一度帰宅して、
辞書を引きひき言いたいことを書いて出直した。

一番最初に出会ったとき、
あからさまに「なんか見慣れんヤツが来たなぁ」という目をしていたおじさんも、
最近では、「今日はクロワッサンか?」などと聞いてくれるようになっていた。
この街で、色々なパン屋さんに行って、
ひたすらバゲットとクロワッサンとパンオショコラを食べたけど、
地元、という愛着も含めて、私にとってはこのお店が一番だった。
おじさんを記念に撮りたかったのに、「写真は好きじゃないからだめ~」と言われ、
代わりにバゲットとパンオショコラをもった私を、
おじさんが撮ってくれた。

そんなわけで、ここの一番のウリらしき「pointe」という名前のバゲットも、
本日をもって食べおさめ。
このパンを食べてはじめて、バゲットのはしっこが美味しいと思ったんだよなぁ。
調べると、pointe とは、「トンガリ」を意味するらしい、
このトンガリバゲット、これも、いつかまた!!

2 件のコメント:

  1. ええ話やのぉ(涙)
    一期一会とパリ、何かあうのぉ
    「みやちゃんとパン」の写真、想像して微笑ましく思ったよ。パリに行けて良かったねぇしみじみ。

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  2. mocoちゃん
    そのときめっちゃすっぴんに近かった上に、
    写真見たらなんかニンマリとした満面の笑みで写ってて、
    我ながら笑えるんだよね・・(笑)。
    そして、ほんとはこのpointe、
    ごっそり買ってそっちに帰りたかったよ!
    戻ったらパンの修行しようかなぁ。

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