あそこには。
と、帰国間際になって思ったのが、エッフェル塔。
2か月半いたのに登らなかったっていうのは、やっぱり後から後悔するかも、と。
というわけで朝からとことこ、エッフェル塔へ。
上に登りたい、という人で、まだ午前中だというのに長蛇の列。
人が少ないところになんとなく並んだら、2階まで徒歩で登る人用の列だった。
全部エレベーターにして楽しようと思ってたのに。うっかり。
でも2階で最上階行きのエレベーターのチケットを買えると聞いたので、
まぁいいやと思ってそのまま階段用の切符を買って、ひとり黙々と階段を上った。
デジカメって、20世紀最大とまでは言わないにしても、
相当大きな発明だったんじゃないか?と思うことがある。
小高い丘にあるはずのサクレ・クールなども、
エッフェル塔のてっぺんから見てみれば、
今やのっぺりとした大地の上。
最上階で、しばしぼんやり。
次の目的地に向かうべく、階段を降りている途中で、
工事をしているおじさんに出会った。
と思いきや、そう見せかけた人形だった。
私の前にはとある親子がいたのだが、
お父さんがまっ先に気付いてまずギョッとし、
人形だとわかった途端、わざわざ写真を撮りにまた上って来ていた。
ちょっと仲間意識が芽生えた。
人の並ぶ様子を上から眺めながら、
エッフェル塔の影を見て、そのディテールの美しさを堪能。
構造上の機能美だけじゃないんだな。
鉄なのに繊細なかんじがするというのが、面白いなと思った。
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