2010-03-21

The AIPAD Photography Show NY


別の場所に出かけようとして確認のために雑誌をめくっていたら、
「The AIPAD Photography Show New York」という面白そうなイベントを発見。
よく見ると開催は明日まで。
急遽行先を変更して出かけました。

会場は、Park Avenue Armory という、Upper East にある建物。
外観はレンガ造りなのに、中に入ると、手前のスペースはちょっとした邸宅風、
奥の展示スペースは大きな体育館のようで、本当に不思議な空間でした。

体育館的場所には、アメリカ国内を中心に、
一部はカナダなど海外のギャラリーもブースを構えていて、
写真がこれでもかというほど並んでいます。

私が一番面白いと感じたのは、
Chicago の Chatherine Edelman Gallery というところが展示していた、
Gregory Scott というアーティストの作品。
一見、フレームに入った絵を撮った写真のようでいて、
そこから先に展開されていく映像が、素晴らしい。
ときに、フレームの中と外の関係がねじれたりもし、
見ている者としては、頭のネジが外れていくような感覚を味わいました。
ちょっと観察していると、私以外にも、終わりまで見入ってしまう人が多数いた模様。

あとは、数多のモノクロ写真の中で、
あっ、これいいな、と思ったのが、Henri Cartier-Bresson だったこと。
やっぱり他にも、吸い寄せられるようにその写真を見ている人がいました。
名前から入るのではなしに、作品から入っているはずなのに。
この、他と同じようでいて、人を惹きつける写真なのかどうかが、
アーティストとして大成できるかどうかの分かれ目になるのかもしれない。
でも、彼の作品と他の作品では、一体何が違うんだろう。


他にも、さまざまなタイプの写真が展示&販売されていて、
じっくり楽しめるイベントでした。

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