2010-03-13

University of Pittsburgh


春休み。
きんかんさん夫婦とともに、いざドライブの旅へ。
行き先は、pittsburghと、その周辺の街。


NY からかなりの距離があるにもかかわらず、今回も運転はすべてお任せ。
も、もうしわけない・・。
途中、アンティークの街・Adamstownに寄って、アンティーキングをしつつ、
(あんなにたくさんのアンティークを見ながら、
 どうして一枚も倉庫の中を撮らなかったのか!私よ。。)
曇り空の下、Pennsylvania 州を南下。


今回、なんとなく面白そうだね、ということで見ることにしたのが、
このUniversity of Pittsburgh。
古めかしいゴシック様式の外観からは想像しづらいのだけれど、
この建物の中には、世界の色々な国のテイストで作られた教室があるらしい。


建物の中は、外観のイメージを裏切らない、素敵な空間。
大きな吹き抜けを囲むようにして、教室が配置されていた。
オープンスペースの雰囲気はまるで教会。
こんな場所が大学だなんて、すごいと思う。


入ってわりとすぐのところに見学者用のカウンターがあって、
テープレコーダーを貸し出してもらえる。
・・とはいってもこれ、途中からほとんど聞かなかったなぁ(笑)。
なんせ、そのNationality Roomsの数ときたら、26もあるのだから、
テープを聴きながらじっくり見ていると日が暮れてしまう。


たとえば、色々見た中で「ああこの国らしい!」と思ったのは、チェコ。
椅子はちょっと可愛い路線すぎ?
でも、モグラの絵が描かれていたりするのが、
とってもチェコっぽくって、よかった。
行ったことないけど、いつか行ってみたい。


さて、教室全体の写真はあまり撮らなかったのですが、
とりあえず椅子の写真をいくつか。
教室のイス、という"縛り"があるので、
右側にしっかりした大きめの板書用肘掛を付ける、
というのは共通フォーマットになっているよう。

                                                Lithuanian

                                                 Norwegian

                                                 Japanese

                                                 Australian

ここに入る前、実は、
楽しみだけど、でもそれって大丈夫? インチキ風味で作っちゃってない??
という気持ちもあったのだけれど、決してそんなことはなく。
もしかすると、本当に住居学の知識がある人とか、
時代考証の知識に長けている人は、
細部で「あれ?」って思ったりもするのかもしれないけど、
私にとっては、ひとつひとつの部屋が、ほんとうに面白かった。


たとえ隣り合う国で、文化的に交流がある二国だとしても、
やっぱりAという国はAで、Bという国はB。
そういう風に、その国を、その国らしく見せているものって、
意外に細かい部分だったりするのかもしれない。
そういうことを考えるのが、とても面白かった。

      
      
見知らぬ文字って、どうしてこんなに人をワクワクさせるんだろう。


入れない部屋もわずかにあり、のぞき穴からのぞくだけのもあったけれど、
ほんとうにたっぷりと、色々な部屋を見たと思う。



最後の方で見た、普通の教室。
けっこう可愛いけど、やっぱり無機質であたたかみに欠ける印象を受けるのは、
椅子の素材がプラスチックだからなのかな。


なんとなく面白そう、というノリで行ったわりにとても楽しかったこの教室めぐり。
さて明日は今回の目玉が待ってるぞー。楽しみ。

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