2009-06-01

サンジェルマン→シテ島→マレ




偶然にもこの時期パリに来ていたMさんと連絡を取り合い、
St Michel 駅の噴水前で、待ち合わせをすることになった。

待ち合わせ場所に向かうべく、メトロに乗って数駅が過ぎた頃、
向かいに座っていた年配の女性から声をかけられた。
日本からひとりで来ていて、これから12日間、パリを旅するのだという。
「私、72歳なの。パリは10年ぶりなんだけど、今回が最後のひとり旅。」
もうボケちゃってダメね、あとは国内のツアーに行くわ、ふふふ、
と笑うおばあさんはちっともそんなお歳には見えず、とてもチャーミングだった。

私の72歳は、どんなかなぁ。


Mさんと合流して、通りをおしゃべりして歩きながら、Cafe de Flore へ。
隣のCafe、Le Deux Magots と同様、
日曜日を楽しむ観光客や地元の人で大賑わいだった。

食事後は再び St Michel の方に戻りつつ、そのままシテ島を抜けるコース。
アメリカで出会ったお友達と、
こういう場所を歩いているのがなんだかとても不思議だった。



ノートルダムは後ろからも素敵なの、とMさんに教えてもらった。
なるほどその通り。
川岸には船が出ていて、食事を楽しんでいる人もいた。


セーヌ川の右岸に出ていた、ブキニスト(古本屋さん)。



シテ島の名物、アイスクリーム屋さんの「ベルティヨン」。
通りを何本か過ぎて、あ、ここにもアイス屋さんが!と思うたびに、
全てそこの支店であることが判明する。
でもどこも行列だった。


マリアージュフレールでお茶をし、ちょっとのぞいた販売コーナーで、
可愛い缶がゴロゴロしているのを見てしまった。
缶好きとしては、見逃せない。
白やら、ワイン色やら、巨大なものやら、
可能ならば端からくださいと言ってしまいたかった。


川を越えて少し歩くと、マレ地区に出る。
雑誌やガイドブックを見ていると、
パリで最もホットな、という形容詞がよく使われているのも頷ける、
賑やかな街角。





そんな中、Place des Vosges(ヴォージュ広場)の一角にある貴族の館は、
ちょっとした別世界。
扉をくぐると、四方が囲まれていて静かな、緑いっぱいの場所だった。




裏道の宝庫、Parisを、また楽しみに来ようと思った。

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