2010-01-26

ロシア人街へようこそ。


さて今日も元気に Brooklyn へ、と思って、2番線に乗っている途中。
ふと、思いついてしまった。
「Atlantic Avenue で乗り換えれば、南端の方にも行けちゃうなぁ」と。
南の端には我が愛しのコニーアイランドがあるわけだけれど、
以前から、その少しだけ手前にロシア人街があるらしい、と聞き及び、
なんとなく気になっていた。

前に調べたとき、治安に関してはこれといって情報が見当たらなかったものの、
以前はロシアンマフィアが住んでいた、
なんていう話も読んだことがあった(本当か?)。
しかし、ええい、昼で明るいうちならなんとかなるだろ、と、
計画を変更して、B線の終点、Brighton Beach へ向うことにする。

B線に乗ったらいきなりロシア語を話すふたりに遭遇。
なんとなく近くに座って、ゴトゴト。
窓から外を眺めていると、
ひとつ前の駅に近づいたあたりで「рынок (市場)」という文字を見つけ、
気分が盛り上がる。
そして目的地の駅に到着。


いきなりどかーんと、露語&英語のバイリンガル看板。
それにしても落書き多し。


駅は高架線上にあり、カンカンカン、と階段を下りていくと、
そこはもうロシア人街。
高架線の両側に、たくさんのキリル文字が踊っている。
売られている新聞にも、八百屋さんの値札にも。
いかにもロシアっぽい、
おばあちゃん家にあったような花柄のお鍋も見つけた。
うーん、あななつかしや。


キリル文字、と見せかけて英語表記のお店。
でも中はロシア語の本やCD、グッズなどでいっぱい。
それにしてもこのドメイン、よくとれたねぇ。


定番の、大統領マトリョーシカも、あった。
オバマの中からブッシュが出てくるんだな・・シュール。
チェブラーシュカも発見! でも小さいのがなかったので断念した。

カフェラテか紅茶でも飲んでひと休みしようと、カフェへ。
「コーヒーだけでもいい?(食べ物のオーダーはしなくていい?)」
と聞いたつもりが、席に案内されるやいなや、
コーヒーが出てきてしまった。まあよし。
でも実は、「Gina's Cafe」という店名のすぐ下に、
「Cappuccino」と書いてあったことが判明。
むむむ。ま、よし。


この大きな通りを1ブロック南に行くと、そこはもう海。
せっかくなので、少し散歩。
風がビョービョーいう。
でも、空がどかーんと広くて、とても気持ちがいい。


家用にお土産を買って、帰宅。
ロシア語満載の、フリーペーパーも、仕入れました。


本日の戦利品は、ふたつ。
ひとつは、お店の前におばちゃんが出て売っていた、
ロシア風揚げパン、ピローグ(日本ではピロシキの名でおなじみ)。
ちょっと油っこいけど、お肉入りでボリュームあり。
しかも1つ1ドル25セント。
もうひとつは、瓶入りの、イクラ。
WHOLE FOODS より断然安い!
(その分断然粒も小さいけど・笑)

イクラはいくつかあって迷ったけど、
やさしい魚屋のおばあちゃんに聞いたら、
「こっちのがいいわよ。とっても!」と、
太鼓判を押してくれたのがあったので、それに。
一応、塩を抜いて、お醤油漬けにして、プチ丼を作った。
大好きだったおばあちゃんが昔よく作ってくれた、
イクラの醤油漬けを思い出して、
とても懐かしい気持ちになった。

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